TOP溜息>30


No.30 真っ白なレンズ

 真冬のウィーン、自由行動中の目的地は、王宮の中にあるという「宝物館」。ここにはハプスブルク家の財宝の数々が収蔵されていて、神聖ローマ帝国の帝冠も見ることができます。ところがここの入り口がわかりにくい。言葉がよくわからないというのもあるけど、それ以上にすごく目立たない場所に入り口があるのです。結局30分以上入り口を捜し求めて氷点下のウィーンの街を歩き回り、ようやく入り口を発見し中へ。写真撮影は禁止で無いのですぐにカメラを取り出して構えると・・・、真っ白で何も見えません。寒い中、歩き回ったせいですっかりカメラが冷え切ってしまい、でもって暖かくて加湿されている博物館の中に入ったからレンズが結露しちゃったのでした。結局、カメラが暖まり結露しなくなるまで写真は写せず。あ〜〜、こんな初歩的なミスをするなんて。やっぱり旅行は暖かいところが良いです〜。



そんな「苦難」を乗り越えて撮影した帝冠。926年、オットー1世即位のときのものだそうです。


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