チュニジア旅行の最初の夜のこと。このツアー、成田を夜１０時に発って、パリへ早朝５時頃に着き、その後、午後２時頃のフライトでチュニスへ飛び、そこから最初の宿泊地までバスで２時間かけて移動するという、ちょっと無理のある日程。ぐったりしてホテルへ入るとこの日は大晦日なので夕食は「スペシャルディナー」だという。なんでもいいからとっとと食べてさっさと寝たいと思うのですが、テーブルについてもいつまで経っても夕食が運ばれてこない。８時に集合させられたのに一品目が出てきたのが９時過ぎ。メニューは肉と魚が出る洋食のフルコースだから、このペースで行くと、食べ終わるの１１時を過ぎそう。
そこで、みんな気が付いた。これは「カウントダウン・ディナー」なんだと。
さすがに魚料理が出たあたりから、残りを「放棄」して部屋へ戻る人が続出し、気が付けばデザートの時には僕独りに。途中で僕も帰ればよかったんですけどね。でも、お腹空いていたんですよ。で廻りはヨーロッパ人観光客で盛り上がっているのに、真中の日本人のテーブルには、僕と添乗員さんの２人だけ。その時点ですでに１１時半を過ぎていたんで、せかっくだから「カウントダウン」まで過ごすことにしました。こういう機会ってあんまりないですからね。でも肝心のカウントダウンは、ホテルの段取りが悪くって、なんかイマイチ盛り上りに欠けていました。やっぱりとっとと寝ればよかったかな〜。
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