パキスタン旅行でフンザからの帰り道。カラコルムハイウェイには「サービスエリア」が無いのでトイレは基本的に「青空トイレ」。女性はいろいろ問題もあるかもしれないけど、男にとってはこんな広々したところで「立ちションベン」なんてむしろ気持ちの良いことでもあるわけです。
この日もどうせなら白銀に連なる高峰を眺めながらしようと思い、勢い良く出し始めた、まさにその瞬間。山から僕に向かって一陣の風が吹きつけてきたのでした。そして僕から放たれた「水分」は、カラコルムの風に抗することはできず、足元へと向かって戻ってきたのでした。間一髪、脚にかかる前によける事ができましたが、危ない、危ない。
青空トイレでは、景色よりも風向きが重要なのですね。
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