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写真記
イエスの足跡(イスラエル)


普通旅行へ行くと、ただ見るだけで「お〜」って思える遺跡や建物が必ずあります。ましてや世界中から人が集まる観光地であればなおさらです。でもイスラエルは例外です。ピラミッドのような巨大建造物も無ければ、パルミラのような見事な遺跡も無いです。あるのは聖書の中の世界。
「マリアがお告げを受けた場所」、「イエスが生まれた場所」、「イエスが奇跡を起こした場所」などなど。
知らなければ「何それ?」で終わってしまいます。そこで、聖書の言葉とともにイエスの足跡をたどってみましょう。

〜その1(受胎告知)〜


天使ガブリエルはマリアのところへ来て言った。「おめでとう、恵まれた方。主があなたと共におられる。」マリアはこの言葉に戸惑い、いったいこの挨拶は何のことかと考え込んだ。すると天使は言った。「マリア、恐れることはない。あなたは神から恵みをいただいた。あなたは身ごもって男の子を産むが、その子をイエスと名付けなさい。」


イスラエル最大のアラブ人都市ナザレは、受胎告知の町として世界中に知られています。この受胎告知教会のすぐ手前の広場も、モスクの建設をめぐって騒動がおきました。

この教会の三角屋根は「アヴェ・マリア」のAをモチーフにしています。
ナザレ 受胎告知教会


現在の聖堂は1969年に献堂されたもので、イタリア人の建築家G・ムツィオの設計です。中近東最大の教会建築としても知られています。
受胎告知教会のファサード


マリアゆかりの教会だけに、ここには世界各国から送られた聖母子のモザイク画がたくさん飾られています。
聖母子のモザイク画


これは日本から送られた「華の聖母子」です。
聖母子のモザイク画


小袖のところは真珠で埋め尽くされています。数ある聖母子画の中でも、最も観光客に人気があるそうです。
聖母子のモザイク画


受胎告知教会の2階にあるバジリカ聖堂。とても厳粛な雰囲気です。
バジリカ聖堂


聖堂内部は百合の花をイメージしているそうです。
バジリカ聖堂


そして、この場所がマリアが受胎告知を受けたと伝えられる洞窟です。ローマ皇帝コンスタンティヌス帝の母ヘレナが最初の建物を建てて以来、常に聖地として教会が建てられてきました。今もこの場所には十字軍時代の教会の柱が残されています。
お告げの洞窟

ヨセフは、結婚する前に身ごもったマリアと離縁しようかと考えていた。そこに聖霊が現れる。「ダビデの子ヨセフよ、妻マリアを納るることを恐るな。その胎に宿りし者は聖霊によるなり。かれ子を生まん、汝その名をイエスと名づくべし。」

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