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写真記
イエスの足跡(イスラエル)


普通旅行へ行くと、ただ見るだけで「お〜」って思える遺跡や建物が必ずあります。ましてや世界中から人が集まる観光地であればなおさらです。でもイスラエルは例外です。ピラミッドのような巨大建造物も無ければ、パルミラのような見事な遺跡も無いです。あるのは聖書の中の世界。
「マリアがお告げを受けた場所」、「イエスが生まれた場所」、「イエスが奇跡を起こした場所」などなど。
知らなければ「何それ?」で終わってしまいます。そこで、聖書の言葉とともにイエスの足跡をたどってみましょう。

〜その2(生誕)〜


天使は言った。「恐れるな。わたしは民全体に与えられる大きな喜びを告げる。今日ダビデの町で、あなた方のために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである。」


海抜800メートルの小高い丘の上に広がるベツレヘムは、現在はヨルダン川西岸地区のアラブ人街です。したがって住民の大半はイスラム教徒。
聖誕教会はそんなムスリムの町の中にあります。
ベツレヘムの街


キリスト教徒の観光客を当て込んで、大型バス専用の駐車場が造られていましたが、その柱にもアラファトのポスターが・・・。
アラファトのポスター


聖誕教会前の広場。
教会の建物はまるで要塞のようです。
聖誕教会


ちなみに一般的に「クリスマス」は12月25日ということになっていますが、聖書にはその記載はありません。だからこの場所でもギリシア正教会は1月6日に、アルメニア正教会は1月18日に聖誕のミサを行っています。
聖誕教会の鐘楼

ヨセフもダビデの家に属し、その血筋であったので、ガリラヤの町ナザレからユダヤのベツレヘムというダビデの町へ上っていった。身ごもっていたいいなずけのマリアと一緒に登録するためである。ところが彼らがベツレヘムにいるうちに、マリアは月が満ちて初めての子を産み、布にくるんで飼い葉桶に寝かせた。宿屋には彼らの泊まる場所が無かったからである。


聖誕教会の中にはイエスが生まれたとされる洞窟があります。この階段から入っていきます。
聖誕の洞窟への入り口


この場所がイエスが生まれたとされている場所です。三博士を導いたベツレヘムの星にちなんで銀の星がはめこまれています。

星にはラテン語で「ここに、救い主イエス、おとめマリアから生まれる」と刻まれています。

ベツレヘムの星


そして、これがイエスを寝かしたとされる飼い葉桶です。
飼い葉桶


新しいミレニアムを迎えて整備が進んでいました。このステンドグラスもあらたに作られたものです。
新しいステンドグラス


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