チュニジアの古都、カイルワンのメディナの市場で。
大して買う気もなく入った土産物屋でらくだの人形を物色していると、店員がらくだの皮でできた、高さ２０センチほどの人形を２体持ってきてくれました。いくらかと聞くと「１２０ドル」だと言う。
「１２０ドル」と言ったら、その時のレートで１万５千円！いくらなんでもふっかけすぎ。よくアラブでの交渉は半値から始めろとか、３分の１から始めろとかいうけれど、３分の１でも５千円。まだツアーの実質の初日で、物価の感覚がなかったけど、せいぜい１０ドルがいいところ。試しに「５ドル」と言うと、大げさに頭を抱えて「ノーノー」って言っている。で、８０ドル、５０ドル、３０ドルと値段が落ちてきて、最後は２体で３０ドルにすると言う。
まだ初日だったから、無理に買わなくてもいいやと思い、２体で１０ドルなら買うと言って店を出ようとすると、「ＯＫ、ＯＫ」って言って追いかけてきて、結局、２体で１０ドルでお買い上げ〜。
最初の言い値の２４分の１ですよ！
まったく、どこまで図々しいんだか。
でも、きっと３分の１なら安いと思って４０ドルくらいで買っている人もいるんだろうな〜。
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